私のお気に入りの「つけ鴨」の店「〆そば屋 播州吉田家」に夫婦で行ってきました。
お店は西脇市野村町の加古川沿いにある「ビジネスホテル西脇」の地下1階にあります。
〆そば屋 播州吉田家の紹介
「〆そば屋 播州吉田家」は、以前に同所で営業していた「播州〆そば屋 本店」の店主が腰痛のために引退することになり、今の店主である吉田さんが後継者になって引き継いだお店です。
同店の最大の魅力は「鴨」を使った「そば」などをリーズナブルな価格で食べれることですが、鴨肉は提携養鶏場から仕入れた純度100%の国産鴨肉を使用し、味付けには奥播州産の甘みを帯びた天然醸造醤油を使用しており、砂糖、化学調味料、食品添加物などは一切使用しない等の高級店顔負けのこだわりをもったお店です。
奥播州産の天然醸造醤油は江戸時代中期から地元で生産されていて、一説によると現在の「たまり醤油」の起源とも言われています。現在も多可町の足立醸造さんなどは天然醸造にこだわった醤油を作り続けています。

私たちがお店に着いたのは、ちょうどお昼時だったのですが、平日(木曜日)ということもあって、スムーズに車を止めて入店することができました。
これが土日祝日だったら、駐車場の出入り口や駐車スペースが狭いこともあって、車を停めるのに一苦労することがあります。

注文は券売機で食券を購入するシステムです。
メニューは基本的に、
- 鴨南蛮
- つけ鴨
- 鴨ざる
- マサラカレー
の4種類。
麺の種類も、
- そば
- うどん
- 中華麺
の3種類あって、麺の量、2種盛り、3種盛りなど様々な組み合わせがあって、初めての人は困惑するかもしれません。

お冷やお茶はセルフサービス。

卓上には、
- 白ごま
- さんしょう
- 七味
- ブラックペッパー
- ゆず七味
- コーレーグース
等の調味料が揃っています。

私は「名物 つけ鴨2種盛り(そば・中華麺)」、妻は「播州 鴨南蛮(そば・並)」と追い雑炊セットをオーダーしました。
食レポ(個人的感想)
名物 つけ鴨2種盛り(そば・中華麺)

二段の「せいろ」に盛られて運ばれてきます。
上段に「そば」、下段には「中華麺」。

播州ラーメンにも通じる甘じょっぱい味の「つけ汁」。
鴨とネギは相性抜群なので、表面を覆う鴨の脂とネギを一見しただけで鴨好きにはたまりません。

「つけ汁」の中には、たっぷりと鴨肉が入っています。
私自身が鴨好きということもありますが、臭みなどはまったく気になることはなく、美味しくいただきました。

角が立っていて、ツルっとした喉越しの「そば」です。
「そば」の風味はあまり感じませんが、たぶん小麦の配合割合が高い乾麺だと思います。そば粉の配合割合が高い「生そば」のような表面にザラつきがある「そば」ではなく、この表面がツルっとした「そば」だからこそ「つけ汁」に絡みすぎずに丁度良い塩梅になっています。
微かな柚子の風味が、後口を少し爽やかにしてくれます。

「中華麺」は太めの縮れ麺。
ツルっとした喉越しに、しっかりとコシがあって美味しいです。
「つけ汁」との相性も良く、個人的には「そば」よりこちらの方が好みかも…(それでも「そば」は食べたいのですが…)。


麺を食べ終わったら「つけ鴨」限定の生姜湯を店員さんにお願いします。
「つけ汁」をレンジで温めなおし、生姜とお湯を加えて最後の一滴まで残さずいただきました。


やっぱり美味い!ごちそうさまでした。
播州 鴨南蛮(そば・並)

妻の「播州 鴨南蛮(そば・並)」。
鴨肉は出汁に沈んでいますがしっかり入っていて、その上には多めのねぎ、油揚げ、天かすが乗っています。
何回か食べたことがあるのですが、今回も少しだけ妻からいただきました。

「そば」は「つけ鴨のそば」と違って、ザラつきがあって歯切れがよく、「そば」を食べていると感じます。
出汁も「つけ鴨」の「つけ汁」のような濃厚さはなく、播州ラーメンにも通じる奥播州の醤油の甘みと、鴨の脂の甘みを活かした優しいお味です。
「鴨南蛮」は「そば」しか試したことがないのですが、「まねきのえきそば」の例もあるので、機会があれば「中華麺」も試してみたいと思います。

そう思っていても、私は「つけ鴨」を頼んでしまうんですが…
追い雑炊セット

追い雑炊セットを頼むと玉子、ご飯、ねぎとカセットコンロが運ばれてきます。
今回は妻の「鴨南蛮」の残り出汁を使って雑炊を作りました。

雑炊が完成!

これも妻からお裾分けにあずかりました。
出汁が美味しいので美味しくないわけがありません。さらさらっといただける最高の締めでした。
〆そば屋 播州吉田家 の感想
良かったところ
- リーズナブルな価格で鴨そばを食べることができる
- 色々な食べ方や味の変化を楽しめる
気になったところ
- 駐車場の出入り口や駐車スペースが狭くて車が止めにくい
- オーダーパターンが多いので初めての人は困惑するかも…
- 混雑時は券売機の前で渋滞することが多い
店舗情報
【住所】
・〒677-0054 兵庫県西脇市野村町431 ビジネスホテル西脇 地下1階
【定休日】
・火曜日(祝日の場合は営業、翌日の水曜日が振替休)
【営業時間】
・月・水・木・金
11:00-14:30
17:30-20:00
・土・日・祝
11:00-20:00
【座席】
・24席(カウンター9席、テーブル15席)
【駐車場】
・有り
【☎】
・0795-23-2233
【支払い方法】
・現金のみ
【予約】
・不可
それでは、いただきます。